2010年5月12日水曜日

状況証拠だけを根拠に結論を出してはならない 

韓国艦の沈没事件」について、ロイターは以下のように伝えている。

韓国艦の沈没事件、米国の対北朝鮮政策に影響も=国務副長官
2010年 05月 11日 16:05 JST

 [ワシントン 10日 ロイター] スタインバーグ米国務副長官は10日、3月の韓国海軍哨戒艦「天安」の沈没の原因究明に関し、結果次第では米国の北朝鮮に対する対応に影響を与えるとの見解を示した。

 現時点で韓国は公式には北朝鮮の関与を断言していないが、政府高官らは天安が北朝鮮による魚雷攻撃で沈没したとの見方を示している。

 スタインバーグ副長官はワシントンのシンクタンクで行った演説で、米国は天安沈没事件の真相を徹底的に究明すると表明。その結果は「核問題だけでなくその他の挑発的な手段も含め、北朝鮮の行動にわれわれが今後どう対応していくかに影響を与えるだろう」と述べた。

これは、「北朝鮮が危険な国であり、対抗する『抑止力』が必要だ」という反応を起こす効果を持つ。
  • 国際世論が「抑止力」必要論に傾くことで「利益」を得るのは「どこ・だれか」?
    「北朝鮮」ではない
  • しかし「北」は、同種事件の犯人であった実績はある
  • 米国務副長官は、「真相の徹底的究明」の前になぜ世論究明を試みたのか?
    「徹底的究明」をおこなっても、「北」だという証拠がでないことを知っていたからではないか?
  • 日本の抑止力不要論、米軍・安保不要論が大きくなる前にたたいておく必要があると考える勢力はないのか?
  • いろいろな「検討」もされている 
    ⇒ http://tanakanews.com/100507korea.htm
    http://koheina-hoso3.blogspot.com/2010/04/blog-post_08.html
結論は、「第三者を納得させる究明がおこなわれるまでは、結論をだすべきではない」。

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