2010年4月6日火曜日

明治以降の「文化と伝統」の再構築

 
NHK クローズアップ現代「シリーズ アジア新戦略」 アジアの“人材”を呼び込め (2010年 4月 6日)

国際競争の中で、企業のグローバル化が求められています。

番組は、アジア展開を進める日本企業が人材の確保に苦慮していること、東京大学でさえベトナムでの学生誘致に韓国、中国、シンガポールなどに遅れをとっていることを紹介しています。

その背景には、何があるのか?
  • 国際政治の中で日本が国際的な尊敬を受けるにいたっていない。
  • 雇用待遇が悪い(派遣切りの考え方は、雇用関係とは両立しない)。
  • 企業の側に「島国精神の文化と伝統」が残っている。
    NHKでさえ、日本軍国主義が対中侵略15年戦争を開始した1931年以降愛用した「ニッポン、日の丸、君が代」を放送で強制的に押し付ける方針をとっている。
おそらく、政治・経済とともに、明治以降の「文化と伝統」そのものの再構築が必要となっているのではないでしょうか?

(参考: 番組の説明から)
アジア新戦略2回目は、ヒトに注目する。アジア展開を進める日本企業がその原動力となる人材の確保に苦慮。語学ができて現地事情に詳しいアジアからの留学生に期待しているが、思うように人材を確保できていない。大学で英語化教育が進んでいるにも関わらず企業は日本語能力や協調性を不可欠としているため、ミスマッチが起きているのだ。アジアの拠点では、人材派遣会社などを通じてヘッドハンティングなどリクルート活動に力を入れているが、昇進や給与面で日本人と差をつける企業の人事制度が高い壁になっている。一方、優秀な人材の確保に成果を上げているのが韓国。イミョンバク政権の全面的な支援のもと大学は寮や奨学金など受け入れ体制を充実させ、企業も英語を社内の共通語にしたり、待遇面でも国籍や人種で差をつけないなど、グローバル化を進めている。優秀な人材をどう確保するか、その戦略を日韓の最前線から考える。

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